「Parker 85 」は、「Parker 75」の後継機種として、フランスのメルー工場で開発され1979-1982の3年間のみ販売された希少なシリーズです(日本未発売)。 パーカー85 は、特に米国では非常に希少で、コレクターの間で非常に人気があります。 1978 年後半、フランスのパーカーはパーカー 75 をベースにした新しい高級ペン、パーカー 85 を発売しました。ペン先部分は似ていましたが、グリップ部分は滑らかで、パーカー 75 のようなリブ付きの特徴はありませんでした。 しかし、最も際立った特徴は新しいクリップでした。クリップは長方形で、先端は丸みを帯びており、パーカーの矢印の様式化されたバージョンが刻印され、平らな金属製のクリップ ネジで留められていました。 キャップにはパーカー フランスの刻印もあります。 大変珍しいクリップでParkerコレクターの方もご存じない方も多いと思います。 このモデルは万年筆とボールペンとして提供され、仕上げは 4 種類だけでした。 前身の「Parker 75」が軌道に乗ってきて、これまでとは変わった、斬新な感覚の万年筆が数多く製造されていきましたが、こうした状況下で、「Parker 85」は、ヨーロッパ感覚と言うか、フランスの芸術的な新たなセンスが織り込まれた、全く新たなモチーフのモデルとして登場したという背景があります。そのため、通常のパーカーとは趣が異なった雰囲気を感じ取れると思います。 実際に後継機種となったのは、現在市販されている「SONNET」であり、その首軸（セクション）の形状が「Parker 85」のものとそっくりであることからも、このシリーズが次期商品の開発品であったということが伺えます。そもそも世界的にみても販売数が少ないことから希少性が高く、日本では販売されなかったため、調べてもほとんど情報が出てこないと思います。 リフィルは通常のParkerタイプが使用可能です。 小傷はありますが、ビンテージ品である旨ご理解ある方のみご検討ください。 フランス製 ゴールド×シルバー 質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。