日本陸軍の防寒帽で官給品に金モール星章を縫いつけた将校仕様の品物です。 又、一緒に入手した防寒眼鏡2ケと革手袋をセットで出品致します。 防寒帽は同時出品しております、内地生産品の一般の物より、毛足の長い茶褐色の毛皮（人工毛？)、帽体内側は白い毛足の長い毛皮（山羊？)が使われており、本体も一般下士官兵用の防寒帽よりも分厚く、極寒仕様となっております。 内側の白布部分はやや黄ばみ変色があり使用感のある品物ですが、毛の抜けもなく表地の虫喰いや破れの無い比較的状態の良い品物です。 内側に 満被本納（満州被服本廠納？) マ　中 昭13　関倉（関東軍倉庫製？) の検印がある官品です。 将校用被服は、テーラー製品が一般的ですが官品の流用もあった事が伺えます。 当品は、毛皮や表生地等明らかに一般の下士官兵用と異なり関東軍、北方作戦従事の為に作成された防寒帽と推察されます。 満州被服廠製で極寒仕様の防寒帽は非常に珍しい貴重な資料と思われます。 防寒眼鏡は使用感のある品物でどちらも風防ガラス製で、大きい方は防眩仕様の薄いブルーレンズ仕様となっております。 金属製のフレームに大きい円形の物は茶革製、小さな楕円形の物はベージュのメリヤス様の布製でどちらも周囲に人工毛が付いておりスプリングを使ったクッション性のある造りになっております。 革手袋も使用感のある品物で左人差し指部と中指部の先端が擦り切れ補修してあります。 手元部にベークライト製の大きなホックボタンで止める仕様です。 あつらえた品の為か、非常にタイトな造りになっております。 防寒眼鏡と革手袋は私物の物でオマケ程度の品とお考え下さい。 以上の品物の説明をご理解頂きまして、本品物の価値を認めて頂ける方のご購入をお待ち致します。